11月22日夜10時8分に長野県北部で発生した大地震の続報です。住民から通報があった長野県白馬村では住宅5棟の全壊を確認し、地元の消防等が住民15人を救助しました。
長野県内だけでも10人を超える怪我人が確認され、各地で土砂崩れやインフレの損傷報告が相次いでいます。白馬村を走る国道406号の白沢トンネルでは土砂崩れがあり、現在も通行止め状態が継続中です。政府は災害対策本部を設置すると同時に、自衛隊の先遣隊なども出動させました。
気象庁が地震の詳しい情報を公開しましたが、今回の地震はちょうどフォッサマグナ(東北日本と西南日本の境目とされる地帯)の北で発生していますね。この場所は日本有数の巨大な断層があり、何百年も前から大地震が定期的に連発していました。東日本大震災直後にも長野では震度6弱が発生していますが、今後も数年ごとに地震活動が発生すると予想されます。
また、長野県の広い範囲で物が落ちるなどの被害報告がネット上に多数投稿されました。酷い家だと大きな棚が引っくり返るなどの被害が報告されています。
JR東日本によると、東北・上越・秋田・山形の各新幹線で運転を見合わせましたが、安全が確認できたとして22時25分ごろまでに運転を再開したとのことです。
11月22日23時19分の時点では原発などの施設に大きな被害報告はありません。震源付近では震度5弱の余震なども相次いで観測されており、過去の地震では本震発生から1週間ほどは余震活動が続いていたので、今月一杯は長野県でマグニチュード5~6の強い余震に警戒が必要です。